1934～1938年の数年間に製作されたオリジナルヴィンテージマーティンのドレッドノートスタイルをベースとし、ブレイシングパターンにはアストリアスのレギュラーラインナップでは初となるフォワードシフテッド・スキャロップド・Xブレイシングを採用。 トップ:シトカスプルース単板 サイド&バック:インディアンローズウッド単板 スケール:645.2mm フィンガーボード:エボニー 指板幅:44.5mm ネック:マホガニー ブリッジ:エボニー 天神板:インディアンローズウッド 塗装:表面板／ラッカー仕上げ 横・裏板／ウレタン仕上げ ジョイント:14フレット チューナー:ゴトー ネックはほぼストレートで元起き無し、トラスロッドはノータッチですので調整幅は十分にあります。 こちらで購入後、馴染みの楽器店にて30,000円ほどかけて各部メンテナンスをおこないました。 弦高は12Fで6弦:約3.2mm 1弦:2.7mmで少し高めに感じられるかも知れませんが、先述のメーカー説明文通り、あえて高めにサドル高を残してセットされているため、調整幅は十分にあります。 あと1mmはサドル調整（or作成）だけで充分下げられます。 フレットはほぼ減り無し、9.5〜9.9割残といったところです。 画像では非常に分かりにくいですが、バックのボトム部分塗装面にクラックがあります。 木部貫通はしておりません（ボディ内部からアルコールパッチテストにて確認済みです）が、念のためクリアでタッチアップしてあります。 製造は2021年と若い一本ですが、プリウォーマーティンを目指して作られているだけあって非常にパワフルな鳴りを響かせてくれます。 もちろんフィンガーで優しく爪弾いても、音の分離がハッキリしておりいつまでも弾いていたくなるような感覚を味わえます。 このサウンドで定価275,000円は安過ぎると思います。 全く同じクオリティでマーティンで作るとすれば、現定価の550,000円+αで出されても妥当なのでは？ 保管は湿度50%を割らない部屋でハードケースにしまって管理しておりましたので状態は間違いないと思います。 現状でも即戦力かとは思いますが、これから共に育てていけば正に一生モノの一本になり得る逸品です。 国産手工品ならではの素晴らしい品質の一本です。 ぜひこの機会にお求め下さい。