全音　阿部手工ギター 製作者　穂川利彦 昭和56年 4月 之を監製す 拾五　号　 阿部手工ギターは、クラシックギター演奏家の 阿部保夫氏のアドバイスをもとに、 以前から中出阪蔵氏、黒澤常三郎氏の監修技術を継承してきた穂川利彦氏たちによって設計されたシリーズです。 出品の15号は、当時の最上位モデルでマスタールシアーの穂川氏によって製作されています。 トップにスプルース単板、サイドとバックにはローズウッド単板（ハカランダに近いマダガスカル系？）、指板はエボニーです。 最上位モデルだけあり、いずれの材も非常に質の高いものが使用されています。 状態は全体的に使用感やキズがあります。 トップはブリッジ下中央に亀裂補修があります。 サイドバックは所々細かいキズがありますが、板割れはありません。 ネックヘッドやバインディングもキズが多いです。 外観は以上のような状況ですが、 演奏性、響き（音質、音量）ともに非常に良いと感じます（個人的な感想として、1980年頃の田村廣氏の作品に近いと思います）。 阿部手工ギター　の中では別格の最上位モデル15号 （15万円）　1981年製 をどうぞよろしくお願いします。 弦長 :650mm ナット幅 :52 mm 弦高 :12フレット 6弦3.8mm 1弦3.1mm ネック :やや順反り ギターをスーパーライトケース（ロック部位に前所有者の名前が書かれています。100均の裾上げ布紺色（アイロン密着）で隠すのが良いかもしれません）に入れ、プチプチ等で梱包しての発送を予定しています。